シカゴー地球全体で農民とプラント・ブリーダーが100,000品種の食用作物を絶滅から救う努力の一部として、何千もの絶滅しそうな種子を植えつけている。
「グロウバル作物多様トラスト」のキャリー・ファウラーがこう述べている:多くの場合、歴史的に新石器時代に辿れる大麦、米、小麦の貴重品種ではわずか1握りの種子しか残っていない。
ファウラー氏は、シカゴでのアメリカ科学振興協会の会合で日曜日に話す事になる。
「もし我々がこの仕事を正しくしなければ、それら(希少品種)はなくなってしまう。」と彼はインタビューで述べた。
その保存努力は、今まで試みられた最大の生物学上の救助努力であるとファウラー氏が考えている。それは人間と自然災害によって絶滅脅威にさらされている種子をはじめ、財源が十分に与えられていない種子銀行に最適条件とは言えない条件下で保存されている種子を救うことを目的にしている。
この種子救援者達は、疾病あるいは気候変動と戦うために必要な遺伝子形質を提供する種子サンプルを保存する事を望んでいる。
これまでこのトラストは、アフリカ、アジア、南北アメリカの46か国で49の遺伝子・バンクと合意を持っている。
-農業への生物学的土台-
この努力は研究者達が絶滅の危機にあると信じている100,000品種の約53,000をカバーしていて、バナナ、プランタン(料理バナナ)、じゃがいも、ヒヨコマメ、トウモロコシ、ココナッツ、パンの木、カウピー、ヤムイモを含んでいる。
収穫される種子は、一たび栽培がすめば、3つの「ロット」(集り)に分割される。
1つのロットは地元のジーン・バンクに残され、別のものは、遺伝子保存国際基準を満たすジーン・バンクに送られる。
そして3番目のロットは、ファウラーが「保険政策」と呼ぶもの、は、ノルウェーにある「スバールバル・グローバル種子倉庫」に置かれる。これは、たとえ機械冷却ユニットが失敗しても、
「これは農業への生物学の土台である。」とファウラー氏が述べた。
「プラント・ブリーダーが、農作物が適応できるように助ける為に使用するのは、原素材なのである。適応させるのは気候変動、旱魃、あるいは次に出る悪疫、疫病、である、あるいは単に生産高の面でより生産性をあげるように適応させる。」
八重山生活誌
トーフマミ(大豆)
アカマラーマミ=黒褐色の豆、青豆、フウチダーマーミは、川平豆、小浜豆で作れている。
昭和の頃から、ヒクアンダー、高アンダーの新種が輸入
ラベル: 大豆
大豆に秘められた驚異の健康パワー
(独)農業技術・生物系特定産業農業技術研究機構・
九州沖縄農業研究センター作物機能開発部・
食品機能開発研究室長 須田郁夫
健康に対する大豆の効能は世界中で認められており、近年、アメリカなどでは大豆加工食品市場が
活性化している。また最近の欧米諸国、日本、中国、韓国等の研究によれば、ヒトにおける疾病の大
半が大豆由来成分(イソフラボン、タンパク質など)で予防あるいは緩和できる可能性を感じさせる
ほど、様々な有効性が報告されている。
一方、我が国日本では、大豆があまりにも身近な食品であるため、大豆の驚くべき健康パワーに気づ
かず、摂取量が減少し生活習慣病患者数が増加している。
日本は欧米よりも大豆の様々な利用法を熟知しており美味しい食べ方を知っている。本講演では
「大豆に秘められた驚異の健康パワー」と題して、大豆の健康パワーを紹介する。講演の骨子は以下
の通りである。
1.大豆は、高タンパク・高脂質の豆である。
2.大豆は、豆乳・豆腐・きな粉・醤油・味噌・納豆・ゆば・油揚げ・枝豆・もやしなど様々な加工
食品に利用されている。
3.昭和50年代の食スタイルは栄養バランスがとれた理想的な食スタイルであった。しかし近年の食
スタイルは栄養バランスに偏りが生じ、生活習慣病患者数が急増している。特に若い世代の食ス
タイルは危惧される。
4.アメリカでは大豆加工食品の売り上げが伸びている。これは長寿国日本の食スタイルの素晴らし
さおよび大豆の卓越した機能性に気づいたことによる。
5.大豆タンパク質の機能性として、コレステロール低下作用、血圧降下作用、心臓病の予防、がん
予防などが知られている。
6.大豆イソフラボンには様々な機能性が知られている。特に更年期に不安や心配のある女性に優し
く語りかけてくれる成分である。例えば、骨粗鬆症の予防、更年期障害の緩和、乳がんリスクの
軽減、肥満解消、血中脂質低下作用などの機能性がある。
7.その他、大豆にはビタミンE(抗酸化作用)、サポニン(高脂血漿予防)、レシチン(コレステ
ロール低下作用)などを含んでいる。
8.九州産大豆は300mg/100g程度のイソフラボンを含んでいる。1日約13g(50粒)程度で40mg/日/人
の理想摂取量になる。
9.その理想摂取量がに到達できるように、農業・生物系特定産業農業技術研究機構では様々な用途
に使える品種を育成している。
九州沖縄農業研究センターの代表的品種としては、豆腐用大豆(フクユタカ、サチユタカ)、
納豆用大豆(すずおとめ)、青大豆(キヨミドリ)、青臭みのない新風味の大豆(エルスター)
などがある。
10.「エルスター」は青臭みの発生原因酵素であるリポキシゲナーゼを欠損した大豆である。
美味しい豆乳のみならず、様々な加工食品が作れる世界に誇れる大豆である。
11.最近「エルスター」を粉末にした大豆パウダーの製造が開始され商品化された。大豆の栄養成分
・機能性成分が丸ごと摂れる汎用性・利便性の高い商品である。
12.黒大豆煮汁を飲んでいると、血圧が下がり、血液がサラサラになる。
13.黒大豆種皮には黒色の色素本体であるアントシアニンが含まれている。
14.そのアントシアニンは抗酸化活性があり、ヒトLDLの酸化も抑制する。
15.黒大豆・茶大豆の種皮にはプロアントシアニジンと呼ばれる抗酸化性物質が含まれている。
16.茶大豆プロアントシアニジンはラットの血糖値上昇を抑制する。
17.その他、納豆の血栓溶解やメラニン生成抑制効果(美白効果)など...
この中でも、枝豆用としては、青大豆(キヨミドリ)が注目されてます。
※資料
九州沖縄農業研究センター育成農作物命名登録品種一覧
http://ss.knaes.affrc.go.jp/kiren/kouryu/hinsyu/daizu.html
※栽培資料
http://www.mediafire.com/?sharekey=72291ceb6050b057c79b87b207592a1c8351a0101f47edaab8eada0a1ae8665a
http://www.mediafire.com/?kz1dow2qgzt
ラベル: 大豆